東京無国籍少女 2015-07-25
監督:
押井守
脚本:山邑圭
公開:2015-07-25/製作:2015年
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解説
『パトレイバー』シリーズなどの押井守監督が、心に闇を抱えた少女の憂鬱(ゆううつ)な日常とそれが崩壊する瞬間を、暴力と性的な描写を交えて描くサスペンス。若くして芸術の才能を認められながらも心を病み、同級生のいじめに遭う主人公役を、『TOKYO TRIBE』『少女は異世界で戦った』などの清野菜名が担当。金子ノブアキ、りりィらが共演する。清野が見せるミステリアスな存在感と体を張った熱演に目を見張るとともに、ラスト15分に訪れる衝撃の展開に度肝を抜かれる。
あらすじ
女子美術高等専門学校で日々、創作活動に励む生徒たち。その中に、かつて“天才”と呼ばれた藍(清野菜名)がいた。事故による怪我の影響で心に傷を抱えた彼女は、今は眠ることも出来ず、授業もドロップアウト。ただ1人、謎のオブジェを作り続けていた。そんな藍を再び広告塔として利用するため、教頭(本田博太郎)は全てを黙認。だが、決して学園の外に出そうとはしなかった。特別扱いされる藍を苦々しく思う担任教師(金子ノブアキ)と、嫉妬を募らせる同級生たち。執拗なイジメと嫌がらせを受けながらも、藍は唯一、自分の身を案じてくれる保健医(りりィ)にも心を開くことはなかった。やがて、心が休まることのない憂鬱な日々は、藍の中で目覚めた“なにか”によって崩れ始める……。群発する地震。響く大量の鳥の羽音。学園内に流れ続けるクラシック音楽。そして繰り返される謎の声“お前はなぜ、ここにいる?”……。