幼獣マメシバ 2009-06-13
監督:
亀井亨
脚本:永森裕二
公開:2009-06-13/製作:2009年
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解説
引きこもりの中年男が生まれたばかりの子犬を連れ、失踪(しっそう)中の母を探す旅に出るハートフル・コメディー。殻に閉じこもっていた男が幼いマメシバとの旅を通じて成長していく様を、本作のテレビドラマ版も手掛けた亀井亨監督がユーモラスに描く。口だけ達者な30代ニートの主人公に、役者のみならず多彩に活躍する『細菌列島』の佐藤二朗。共演には安達祐実、演劇界のホープ高橋洋、藤田弓子ら実力派が名を連ねる。
あらすじ
35歳で無職の芝家の一人息子・二郎(佐藤二朗)は、これまで生まれ育った小さな町から一歩も外に出ることもなく、実家で何ひとつ不自由なく暮らしている。しかし、父・良男(笹野高史)が突然他界する。さらに母・鞠子(藤田弓子)が家出し、親戚たちは芝家の先行きを案じていた。そんなある日、二郎は買い物に出かけ、赤いスカーフを巻いたマメシバの子犬と出会う。二郎は追い払おうとするが、子犬は人懐こく、二郎の家までついてくる。子犬の名前は一郎といい、鞠子が自分を探させるためよこしたのだった。二郎は犬の里親探しの会で、世話好きのボランティア女性(安達祐実)と出会う。彼女や、幼なじみの男友達(高橋洋)に背中を押された二郎は、マメシバの一郎とともに、生まれて初めての旅に出る。