「宮本武蔵」などで有名な吉川英治の原作を、「浪花の恋の物語」(1959)の成澤昌茂が脚色し「若い川の流れ」(1959)の田坂具隆が監督した。撮影は「さいころ無宿」(1960)の坪井誠が担当。第一部「親鸞」の続編。
心の中に渦巻く煩悩に振り回される日々に苦悩し、吉水禅房の法然上人の元を訪れた親鸞。上人の教えに感銘を受けた彼は、浄土門である易行道を志す。