銀色の雨 2009-11-28

監督: 鈴井貴之
脚本:宇山圭子,鈴井貴之
公開:2009-11-28/製作:2009年    old
日本
 

解説


『鉄道員(ぽっぽや)』から10年、人気作家・浅田次郎のもう一つの代表的同名短編を映画化。父を知らずに育った高校生を中心に、それぞれ心に傷を負っている男女3人が出会って肩を寄せ合い、やがて新たな一歩を踏み出すまでを描く。監督は『銀のエンゼル』の鈴井貴之。主人公の高校生・和也役で、『ごくせん THE MOVIE』の賀来賢人が映画初主演を果たしている。さわやかな感動に包まれる、懐かしさと温もりに満ちた愛すべき一作。

あらすじ

鳥取県米子市の高校生・和也(賀来賢人)は父を知らずに育った。今は新聞店に住み込み、働きながら学校に通っている。中距離ランナーとして陸上部に在籍し、働きながら学ぶ“青少年の鏡”として表彰されたこともある。しかし和也はそんな自分を嫌悪し、無力感、焦燥感、将来への不安を抱いていた。ある日、集金の金額が足りないことを店主にとがめられた和也は、店を飛び出してしまう。そのころ、元日本チャンピオンのプロボクサー・章次(中村獅童)はある決意を胸に、東京から故郷の米子をめざしていた。米子駅をふらついていた和也は、施設育ちで、かつて母親のスナックで働いていた菊枝(前田亜季)と再会する。和也は、彼を弟のように気にかけてくれる菊枝の一人暮らしのマンションに転がり込む。米子に着いた章次は、母のいる実家の美保関に戻るのを躊躇していた。すると、昔の仲間に襲われる。その現場にいた菊枝は、章次を自分のマンションに連れていく。こうして3人の共同生活が始まったが、和也はなにかにつけ2人に反発した。しかし、互いに影響し合う彼らの心に、次第に変化が表れる。章次が不器用ながら大切なものを守り抜こうとする姿を見た和也は、ある事実を知る。

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