ーー18歳、6月、帰り道。 雨の放課後。 慣れないながら、校門で光一を待ち伏せる夏美。 渡したい物があったのに、後輩から貰ったか知らないけど、そんな立派な花束持ってたら渡せないじゃん……。 「行こうぜ」 心の声を抑える夏美を尻目に、光一が放った一言で、どこにでもある、2人だけの特別な時間が動き出す。