エロティックな関係 1992-10-17

公開:1992-10-17/製作:1992年    old
日本
 

解説

 レイモン・マルローのフレンチ・ミステリ『春の自殺者』をもとに、内田裕也が製作・脚本(長谷部安春と共同)・主演を務めたサスペンス作品。内田の他、宮沢りえとビートたけしというキャストが話題に。監督は若松孝二、製作総指揮は奥山和由。1978年に内田主演、長谷部安春監督で製作された「エロチックな関係」のリメイクである。
 探偵KISHINと秘書RIEがいる、パリの路地裏にある探偵事務所。奥山という男が自分の愛人ロレーヌの素行調査を依頼、仕事のなかったKISHINは二つ返事で引き受けた。ロレーヌは複数の男と付き合っていたが、尾行するKISHINを自室に誘い関係を結んでしまう。ロレーヌは奥山に命令され男と関係を持ち、それをネタに奥山が恐喝するのだという。

あらすじ

パリの路地裏で私立探偵事務所を開くKISHINとその秘書RIEは、奥山という男から自分の愛人ロレーヌの浮気調査を依頼された。KISHINはロレーヌの浮気の証拠をつかむものの、彼女の妖しい魅力に逆に心奪われる。そんな折り、逆にロレーヌの方からKISHINに接近してきた。奥山の本業はゆすり屋で、金と地位のある男にロレーヌを抱かせてそれをネタに恐喝を働いているという。一方、奥山は紳士的な態度でRIEに近づき、高級なプレゼントや2人だけのファッションショー、古城でのディナーなどで彼女は夢心地となるが、新聞社で働くNEGISHIの話から、奥山は大物の不動産ブローカーで大金を持ち逃げして日本で指名手配を受けていることを知る。KISHINはロレーヌを助けようと奥山と取引に臨むが、その場で彼を撃ち殺してしまう。KISHINはロレーヌを連れて逃げるが、その途中彼女がKISHINを助けるためだったとはいうものの、浮気相手のHANADA、NEMOTOらを次々に射殺してしまい、ますます窮地に陥っていく。やがて奥山は実は生きており、ロレーヌを使ってKISHINを騙し、かつて同じ仲間であったHANADAらをうまく殺して持ち逃げした大金を独り占めする計画であったことが分かった。全てを知ったKISHINとRIEは奥山らと激しい銃撃戦となり、その最中にロレーヌは死に、奥山もついに2人の銃弾に倒れるのだった。

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