どっちにするの。 1989-08-27

公開:1989-08-27/製作:1989年    old
日本
 

解説

 原作は赤川次郎の小説『女社長に乾杯!』。監督・脚本は金子修介、撮影は高間賢治が務めた。主演の中山美穂が主題歌(「VIRGIN EYES」)も担当している。突如会社運営を担うことになったOLの波乱万丈を描く。
 桑田伸子はおもちゃ会社パンプキン・カンパニーの平凡なOLだったが、傾きかけた会社の会議で、コンピューターミスによりなんと副社長に抜擢されてしまう。社長は後輩OL純子、専務が窓際族係長の北林というトンでもない結果に。束の間であろう社長業を楽しんでしまおうとするお気楽な純子に対し、根が真面目な伸子は旧経営陣と対立しながらなんとか運営改革を進めてゆく。伸子の憧れる若きエグゼクティブ・山本や、伸子に思いを寄せる丈彦との関係からも目が離せない。やがて、倒産騒ぎに隠された陰謀が明らかになってゆくのだが…。

あらすじ

伸子はアメリカに本社のあるおもちゃ会社のOL。後輩の純子や同僚の丈彦と平凡な毎日を送っていた。ところがある日会社が倒産するという噂が広まり、社員の全体会議ではコンピュータのミスで純子が社長、伸子が副社長、万年係長の北林が専務に抜擢された。伸子と純子のレディース・パワーは経営危機を乗り越えた。その一方では恋のさやあても始まった。伸子は丈彦に慕われつつも、憧れているのはヤング・エグゼクティブの山本で、本社会長の孫娘・波子は丈彦のことが好きだった。しかし、山本の心は冷たかった。巧みに伸子に近づいていたものの実は社長秘書の児玉と会社乗っ取りを企んでいた。ある日デザイナー志望の丈彦にもチャンスがめぐってきた。新商品のデザインを任されたのである。だが、発表会直前に児玉らの陰謀で丈彦の考案した模型は焼却炉で燃やされてしまった。伸子は代わりに自分が描いた北林の似顔絵を発表。結果的にこのキャラクターが受けて、人形は爆発的にヒット。しかし、この人形にも児玉らは金を混入して社会問題化し、伸子、純子、北林に詰め腹を切らせた。山本も伸子だけは味方につけたいとしたが、伸子は丈彦の誠実さに惹かれ、彼の愛を受け入れたのだった。新しい事務所を作ったものの大量の人形を抱えて途方に暮れていた伸子たちだったが、本社の会長が買いとってくれたのだった。

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