醒めながら見る夢 2014-05-17
公開:2014-05-17/製作:2014年
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解説
人気ボーカルユニットCHEMISTRYの活動を休止し、ソロ活動中の堂珍嘉邦が初となる映画主演を飾ったヒューマンドラマ。典雅な古都である京都を舞台に、かつて愛した女性とその妹の間で心乱れた経験を持つ主人公が、過去に束縛されたまま身動きできずに立ちすくむ姿を描き出す。監督と脚本を務めるのは、ミュージシャンや小説家としても活躍する辻仁成。男女の心の機微を丁寧に捉える、再生に向けたストーリーに心が震える。
あらすじ
京都。劇団の人気演出家・海江田優児(堂珍嘉邦)とその恋人で元劇団員の亜紀(高梨臨)はひそかに結婚、一緒に暮らし始めていた。新作舞台の準備を始めたばかりの優児の様子がおかしいと劇団主宰・竜也(松岡充)は心配するが、ある日突然、優児が劇団を辞めると言い出す。そんな中、優児の前に亜紀の妹・陽菜(石橋杏奈)が現れ、亜紀のことで話をしたいという。しかし、優児は頑なに冷たい態度をとるのだった。一方、陽菜には、家を出た亜紀に代わって家業を継いで欲しいという母・悠乃(高橋ひとみ)の期待がかけられていた。重くのしかかるプレッシャーに苛立つ陽菜は、ふとしたことから孤独な青年・文哉(村井良大)と出会う。人との関係を断ち二人だけの絆を強めようとする優児と亜紀、自分を探し出そうともがく陽菜と彼女に惹かれていく文哉。ただ一つの真実の愛を求めさまよう4人の想いが、古都で交錯する……。