ベラミ 愛を弄ぶ男 2013-03-09
公開:2013-03-09/製作:2012年
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解説
上昇志向の強い容姿端麗な男が女性たちを踏み台にしてのし上がっていく姿を描き、19世紀末のパリの退廃と報道の世界の裏側を暴いたギイ・ド・モーパッサンによる小説『ベラミ』を映画化した文芸作。美貌とセックスを武器にする冷血漢を「トワイライト」シリーズのロバート・パティンソンが、彼に溺れる3人の貴婦人を「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」のユマ・サーマン、「砂漠でサーモン・フィッシング」のクリスティン・スコット・トーマス、「ペネロピ」のクリスティーナ・リッチが演じる。革新的な劇団『Cheek by Jowl』の芸術監督を務めるデデクラン・ドネランとニック・オーメロッドが初監督。2012年第62回ベルリン国際映画祭正式出品作品。
あらすじ
1890年、パリ。アルジェリアに出兵し帰還したジョルジュ・デュロワ(ロバート・パティンソン)は鉄道会社に勤めるも、安月給のために惨めな暮らしを余儀なく送っていた。ある日、旧友と再会。新聞社に勤めている彼との再会をきっかけに、ブルジョワ階級の人々と知り合っていく。当時のパリは、政治と新聞が大きな影響力を争う一方、セックスと名声が力を持ち退廃しきっていた。容姿端麗なジョルジュは自分の美貌が上流社会の貴婦人たちに有効な武器となりえることを知り、自分に陶酔する女性たちを利用して富を得ていく。すべてはジョルジュの思う通りになるかに思われたが、新聞社社長の裏切りを知り、彼は手段を選ばず復讐に臨んで栄光の極みを手にしようとする――。