推理作家ポー 最期の5日間 2012-10-12 The Raven

脚本:ベン・リヴィングストン,ハンナ・シェイクスピア
公開:2012-10-12/製作:2012年    old
アメリカ
 

解説

1849年に不可解な死を遂げた世界初の推理作家、エドガー・アラン・ポーの最期の日々を、史実とフィクションを交えて描いたミステリー。自分の小説を模倣した連続殺人事件に立ち向かうポーの姿を描く。出演は「シャンハイ」のジョン・キューザック。監督は「Vフォー・ヴェンデッタ」のジェイムズ・マクティーグ。

あらすじ

1849年のアメリカ、ボルティモア。闇夜の中で凄惨な殺人事件が発生する。現場に急行したエメット・フィールズ刑事(ルーク・エヴァンス)が目にしたものは、血まみれの母娘の無残な死体だった。その事件は、トリックも殺害方法も、数年前に世間を震撼させたエドガー・アラン・ポー(ジョン・キューザック)の推理小説『モルグ街の殺人』に酷似していた。その頃、酒場で騒ぎを起こして放り出されたポーは、恋人エミリー(アリス・イヴ)と出会うが、彼女の父親のハミルトン大尉(ブレンダン・グリーソン)から、娘に近づかないようにと言われてしまう。新聞社のマドックス編集長(ケヴィン・マクナリー)と口論の後、帰宅した彼をエミリーが訪ねてくる。自分の誕生日に行われる仮面舞踏会でプロポーズして欲しいというのだ。招待客の前であれば、父親も結婚を許してくれるのではないか……それが彼女の思惑だった。その頃、文芸評論家のグリズウォルドが、木の台座に磔にされ、巨大な刃の振り子によって胴体を真っ二つにされるという『落とし穴と振り子』のような殺人事件が起きる。ポーに捜査への協力を要請するフィールズ。第2の殺人現場に“仮面舞踏会に死がやってくる”と書いたメモが残されていたのだ。それは、エミリーの誕生日の仮面舞踏会を指していた。舞踏会当日。フィールズと部下たちが警備する中、深夜12時を回ろうとした時、髑髏の仮面を付けた死装束の騎士が乱入。それは、まさにポーの『赤き死の仮面』を思わせる光景だった。会場が騒然とする中、忽然と姿を消すエミリー。しかも、死装束の男は金で雇われただけで、殺人鬼ではなかった。その手には、ポーに対する挑戦状が記されていた。“ポーが新聞に連続殺人の偉業を書いて載せれば、今後の殺人で犠牲者が出るたびにエミリーの居所のヒントを与える”。恋人を救うために、殺人鬼に従うしかないポー。模倣殺人犯の目的は一体、何なのか……?

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