書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園- 2010-05-15
解説
縦横10メートル以上もある紙の上で、音楽に合わせ書をしたためるパフォーマンスがテレビ番組で放送され、大反響を呼んだイベント「書道パフォーマンス甲子園」を映画化した青春ドラマ。紙の生産高日本一を誇りながら不況で停滞した町の活気を取り戻そうと、「書道パフォーマンス甲子園」を開催すべく奮闘する女子高生たちの姿を描く。主人公の書道部部長には、話題作への出演が相次ぐ成海璃子がふんするほか、『MW-ムウ-』の山下リオ、『クローズZERO II』の金子ノブアキら期待の若手注目株が共演する。
あらすじ
日本一の紙の生産高を誇る“紙の町”四国中央市の高校3年生、早川里子(成海璃子)は書道部の部長。書道展でいくつか賞をもらったことはあるが、書道家である父にはなかなか認められないでいた。書道展を控えたある日、副部長で親友の篠森香奈(桜庭ななみ)が「3年間頑張った証に書道展で賞が欲しい」と里子に言ってくる。とはいうものの、才能があった岡崎美央(山下リオ)はあまり顔を見せないし、好永清美(高畑充希)は好き勝手に書いている。山本小春(小島藤子)はヘッドフォンをしていて何も喋らないありさまで、更には顧問になった臨時教員の池澤(金子ノブアキ)も部員に教える気が全くない様子。そんな池澤だったが、音楽に乗せて書をしたためる“パフォーマンス”を皆に披露すると、清美が気に入り、父親の文房具店の閉店セールの呼び込みのために“書道パフォーマンス”をやると言い出す。当日、清美のために他の部員も参加するが、初めてのパフォーマンスは皆の心がバラバラで失敗に終わる。やがて、清美が引越し、里子は美央の家庭の事情や、小春がいじめを受けていたことを知る。そして不況の折り、商店街は閉店が相次ぎ、段々と町に活気がなくなってきた。そんな中、里子は商店街に人を集めるため、自分たちの大切なものを守るため、“書道パフォーマンス甲子園”を開催することを思いつく。さっそく池澤に相談して、猛特訓がスタート。運動部のようなトレーニングに耐える日々が続き、自然と部員たちの心もひとつになってくる。そしていよいよ“書道パフォーマンス甲子園”が始まろうとしていた……。