ディボース・ショウ 2004-04-10

公開:2004-04-10/製作:2003年    old
アメリカ
 

解説

一作ごとに映画の豊かさを堪能させてくれるコーエン兄弟。今作のテーマは、結婚の虚実。莫大な慰謝料を巡る男と女の駆け引きを、ユーモアもふんだんに描いたラブ・ストーリーだ。目を惹くのは、ジェットコースターのような語りのテンポ。タイトルが浮かんだかと思うと瞬く間にドラマに引き込まれ、気が付くと102分の上映時間が過ぎ去ってしまう。この眩暈がしそうな爽快感は、ホークスやルビッチといった巨匠が遺したスクリューボール・コメディを思わせる。

あらすじ

セレブの結婚と離婚がお盛んなロサンゼルス。マイルズ・マッシー(ジョージ・クルーニー)は、この街一番の離婚訴訟専門の弁護士。妻の浮気が原因で離婚を申し立てたTVプロデューサーは、妻の弁護を務めたマイルズの計略に嵌まり、全財産を没収されてしまう。そんな辣腕のマイルズを頼り、美貌の妻・マリリン(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)に離婚を迫られた不動産王が駆け込んで来る。浮気現場をビデオに撮られ、不利な状況のレックス陣営。だがマイルズはマリリンをディナーに誘い、彼女の弱みを探り出してゆく…。

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