お受験 1999-07-03
公開:1999-07-03/製作:1999年
old
解説
ロック界のカリスマ・矢沢永吉の映画初主演作。監督・脚本は「木村家の人々」「病院へ行こう」のコンビ滝田洋二郎と一色伸幸。疲れの見え始めた中年サラリーマンが愛娘の有名私立小学校受験や自身のリストラに直面し悪戦苦闘するハート・ウォーミング・コメディ。峠を過ぎた実業団のマラソン選手・富樫真澄。娘の小学校受験で頭がいっぱいの妻・利恵に連れられ、受験塾で模擬面接を受け、その厳しさに唖然とする。折しも、成績を残せなくなった富樫は会社からリストラに遭ってしまう……。
あらすじ
ひとり娘の真結美の私立小学校へのお受験を控えた富樫家。主人の富樫真澄は健美食品の陸上部に所属する実業団マラソンランナー。妻の利恵は、真結美のお受験に燃える専業主婦だ。ある日、真澄は役員待遇で子会社への出向を命じられるが、そのとたん本社の債務を押しつけられて倒産。真澄は職を失ってしまう。だが、真澄にとっては、実業団ランナーとして湘南マラソンに出場できなくなることが重大だった。お受験の面接の練習に出かけた塾で、塾長の「お父さまのご職業は?」の質問に、「無職です」と答える真澄。勿論、利恵も驚いたが、咄嗟の判断で「主人は専業主夫で、自分が家計を支えている」と答えた。それから、富樫家は一変した。利恵の言葉通り、真澄は専業主夫となり利恵が外で働いた。そんな生活の中で、真澄はいつしか湘南マラソンに市民ランナーとして参加することを決意するが、湘南マラソンの日と真結美のお受験の日取りが重なってしまう。真澄は、マラソン会場へ向かうが、途中、彼はコースを外れて別の方向へ走り出してしまう。彼が向かったのは、聖園小学校だった。ランニング姿のまま面接会場へ向かった真澄は、驚く面接官を前に家族3人で面接を受けるのであった----。