ベオウルフ/呪われし勇者 2007-12-01

公開:2007-12-01/製作:2007年    old
アメリカ
 

解説

現存する英国最古の英雄叙事詩を、最新デジタル・テクノロジーで映画化したアクション・ファンタジー。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズや「フォレスト・ガンプ/一期一会」のロバート・ゼメキス監督がパフォーマンス・キャプチャーで俳優の演技をコンピューターに取り込んで3Dデジタル化してCGを合成、一部の劇場では3D映画として公開された。勇者ベオウルフ役には「ディパーテッド」のレイ・ウィンストン、国王フロースガールに「ハンニバル」のアンソニー・ホプキンス、怪物グレンデルの母に「Mr. & Mrs. スミス」のアンジェリーナ・ジョリーが扮する。

あらすじ

6世紀初頭のデンマーク。その城では、国王フロースガール(アンソニー・ホプキンス)を囲んで、盛大な宴が繰り広げられていた。その場を襲ったのは巨大な異形の怪物グレンデル(クリスピン・グローバー)だった。華やかな饗宴の場は一転、恐怖のどん底へと叩き落とされる。国王は、怪物を退治したものに富と名声を約束し、各国から続々と猛者たちが押しかけてきた。しかし、ことごとく打ち負かされて失望が広がる中、勇者ベオウルフ(レイ・ウィンストン)が現れて、怪物退治を宣言した。武器も鎧も捨て裸で闘いに臨んだベオウルフは、遂にグレンデルを倒すことに成功する。瀕死のグレンデルは、母(アンジェリーナ・ジョリー)のもとへ逃げ帰り、ベオウルフの名を告げて息絶えた。翌朝、ベオウルフが目にしたのは、皆殺しにされた兵士たちの無惨な姿だった。国王は、グレンデルの母の仕業だと告げる。報復のため、彼女が棲む洞窟へと向かうベオウルフだが、そこで彼を待っていたのは妖しくも美しい全裸の女だった。彼女は、ベオウルフから抱かれることを望み、子供を欲しがった。実は国王のフロースガールも彼女を抱いて、グレンデルはその息子だったのだ。城に戻ったベオウルフを賞賛した国王は、彼を後継者として認め王位もすべての財産も譲ると告げて、自殺を遂げる。新たに国王の座に就いたベオウルフ。そんなある日、黄金のドラゴンが現れて、火を噴きながら民衆たちを攻撃しはじめた。このドラゴンこそ、グレンデルの母と契りを交わしたベオウルフの息子だったのだ。ベオウルフは決死の闘いを挑む。激闘の末、ドラゴンの弱点である心臓をつかみ取って絶命させるベオウルフだが、自身もまた転落して海の底へと消えていった。こうして、二代に渡る呪われた家系は断たれたのであった。

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