サンシャイン デイズ 劇場版 2008-05-31
解説
当初から映画化も視野に入れて作られた人気テレビドラマ「サンシャインデイズ」の劇場版青春物語。湘南に実在したカフェをモデルに、さまざまな若者たちが集う“カフェBB”を通して1970年代の自由な空気を再現する。太陽のようなヒロインを演じるのは『夜のピクニック』の西原亜希。その父親役に大杉漣、母親役にキャシー中島らベテラン俳優が顔をそろえる。甘酸っぱい青春の思い出とともに披露される、懐かしい名曲の数々も聴き逃せない。
あらすじ
1978年夏。サッチン(斉藤慶太)とリュウ(初芝崇史)の兄弟が音楽デュオ「BB」を結成して3年、レコードデビューは果たしたが、鳴かず飛ばずで活動を停止する。サッチンは茅ヶ崎に戻り、パシフィックホテルでアルバイトをしていた。そんなある日、パシフィックホテルを経営する神宮寺家グループのオーナーの娘・神宮寺ひかり(西原亜希)がサッチンに声をかける。公家の血を引くお嬢様でもある彼女は、両親の離婚と父の仕事の都合で、敷地1000坪の屋敷に住んでいた。叔母の神宮寺文子(黒田福美)はひかりを気に掛け、ひかりがファンでもあるBBの2人を用心棒として屋敷に住まわせる。ひかりの元にサッチンとリュウがやってくると、次第に仲間が集まり始める。サッチンの幼なじみのモトヤ(豪起)、ひかりの同僚・エイミ(三津谷葉子)、ベーシストのカッキー(松田悟志)、ひかりに気があるジョージ(浅利陽介)。ひかりは彼らと、敷地内のガレージを改造してカフェBBを始める。BBのライブも聴けるそのカフェには、ミュージシャンやサーファーたちが集まってくる。しかしパシフィックホテルに経営危機が訪れ、ホテルも、カフェのある敷地や屋敷も手放すことになる。ひかりにとってこの場所は、両親と過ごした大切な場所でもあった。ひかりの父・神宮寺泰三(大杉蓮)は現実に押し潰されそうになるが、フランスから一時帰国した母・フローレンス西山(キャシー中島)やひかりの仲間たちは、ヤクザも巻き込み大騒動を起こす。