せわしない東京から離れた電車の中、偶然居合わせた三組四人の乗客-スランプに陥った絵本作家(安 藤裕子)、妻を亡くしたばかりの男(安田顕)と彼の娘(川床明日香)、引退した年老いたプロレスラー(ザ・グレート・カブキ)。電車 の中で彼らの孤独な人生が交錯したとき、長い間忘れていたある食にまつわる記憶が呼び起こされる。懐かしさと思い出、愛に包まれた旅の 中で、彼らが見出していく希望の光とは・・・。