リコリス・ピザ 2022-07-01 Licorice Pizza

脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
公開:2022-07-01/製作:2021年    old
アメリカ
 

解説

「ファントム・スレッド」のポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作。1970年のアメリカのカリフォルニア州サンフェルナンド・バレーを舞台に、運命的に出会ったアラナとゲイリーの恋の痛みや喜びを、当時の音楽やファッションを完全に再現して贈る青春映画。2022年・第94回アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞にノミネートされたほか、世界中の映画賞に輝いた。主演は三姉妹バンド、ハイムの三女アラナ・ハイムとポール・トーマス・アンダーソン監督の盟友フィリップ・シーモア・ホフマンの息子クーパー・ホフマン。ともに本作で鮮烈な映画デビューを飾った。そのほか、ショーン・ペン、トム・ウェイツ、ブラッドリー・クーパー、ベニー・サフディが共演。監督とは本作で5作目のタッグとなるレディオヘッドのジョニー・グリーンウッドが音楽を担当し、劇伴のほか計38曲の楽曲が全編を彩る。「リコリス・ピザ」は1970年代に南カリフォルニアで展開していた独立系レコード・ショップ・チェーンの名称。映画の中ではその店は登場せず、「リコリス・ピザ」という言葉さえ発せられないが、タイトルが示唆するように全編にわたって音楽が効果的に使用され、当時のポール・マッカートニー、ドアーズなどによる名曲がぎっしりと詰め込まれている。2022年第96回キネマ旬報ベスト・テン外国映画第1位作品。

あらすじ

1970年代、ハリウッド近郊のサンフェルナンド・バレー。高校生のゲイリー・ヴァレンタイン(クーパー・ホフマン)は子役として活躍していた。一方、25歳のアラナ・ケイン(アラナ・ハイム)は将来が見えぬまま、カメラマンアシスタントをしていた。ある日、高校の写真撮影にやってきたアラナにゲイリーが一目惚れする。「運命が僕らを結びつけた」と調子よくしゃべり続けるゲイリーに、呆れながらも微笑むアラナ。強引なゲイリーの誘いが功を奏し“テイル・オコック”で食事をするふたり。「僕はショーマン。天職だ」と将来になんの迷いもなく自信満々のゲイリー。「将来の夢は?」「何が好き?」と詰め寄るゲイリーにアラナは「分からない」と力なく答える。ゲイリーのテレビ出演付き添いのため、共にNYに行き、徐々に仲を深めていくふたりだったが……。

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