野のなななのか 2014-05-17 Seven Weeks

公開:2014-05-17/製作:2014年    old
日本
 

解説

『その日のまえに』『この空の花 長岡花火物語』などの大林宣彦が、北海道芦別市を舞台にしたドラマ。92歳で亡くなった家長の葬儀で顔をそろえた一族が、ある女性の来訪を契機に家長の知られざる過去を知る姿を描く。ベテランの品川徹、『赤い月』などの常盤貴子をはじめ、安達祐実、村田雄浩、松重豊ら実力派が結集。日本人の生き方を見つめたストーリーに加え、大林監督ならではのノスタルジックなタッチにも注目。

あらすじ

雪降る冬の北海道芦別市。風変わりな古物商“星降る文化堂”を営む元病院長、鈴木光男(品川徹)が他界する。3月11日14時46分、92歳の大往生だった。告別式や葬式の準備のため、離れ離れに暮らしていた鈴木家の面々が古里に戻ってくる。光男の妹・英子(左時枝)は82歳。光男の2人の息子はすでに他界し、それぞれ孫が2人ずつ。長男の長男、冬樹(村田雄浩)は大学教授。その娘・かさね(山崎紘菜)は大学生。長男の次男・春彦(松重豊)は泊原発の職員で、その妻が節子(柴山智加)。気難しい光男と“星降る文化堂”でただ1人、一緒に暮らしていた孫のカンナ(寺島咲)は次男の娘で看護師。その兄・秋人(窪塚俊介)は風来坊。そこへ突然、謎の女・清水信子(常盤貴子)が現れる。“まだ、間に合いましたか……?”不意に現れては消える信子によって、光男の過去が次第に焙り出される。終戦が告げられた1945年8月15日以降も戦争が続いていた樺太で、旧ソ連軍の侵攻を体験した光男に何が起きたのか?そこには、信子が持っていた1冊の詩集を買い求めた少女・綾野(安達祐実)の姿もあった。果たして信子と綾野の関係は?明らかになる清水信子の正体とは?生と死の境界線が曖昧な“なななのか(=四十九日)”の期間、生者も死者も彷徨い人となる。やがて、家族や古里が繋がっていることを学び、未来を生きることを決意する。

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