ヒステリア
公開: 2011年/製作:2011年
old
解説
ヴィクトリア王朝最盛期に誕生した電動バイブレーターの秘話をコミカルに描いたドラマ。電動バイブレーターが開発された当初は、現在のように性具としてではなく、ヒステリー症状を持つ女性たちを治療するための医療器具として使われていた。「クレイジー・ハート」のマギー・ギレンホールが父が編み出したマッサージ療法に断固反対する娘を、「お買いもの中毒な私!」のヒュー・ダンシーが人気沸騰しすぎて利き腕が使えなくなったことからバイブレーターを開発する若い医師を、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジョナサン・プライスが婦人科医の権威を演じる。監督は「Ball in the House」(未)のターニャ・ウェクスラー。
あらすじ
1890年、イギリス。第二次産業革命が起こりヴィクトリア王朝は最盛期を迎えていた。その頃巷では女性たちに、すぐに泣く、異常な性欲、不感症、うつ病など様々な症状を引き起こすヒステリーが広まっていた。婦人科医の権威であるダリンプル医師(ジョナサン・プライス)は、女性特有のヒステリーに対処する“マッサージ療法”を考案する。この“マッサージ療法”は大変効果的で、ダリンプルの診療所に多くの女性患者が詰めかけるようになる。さらに、ハンサムで真面目なグランヴィル医師(ヒュー・ダンシー)が診療所に入ったことから、人気に拍車がかかる。その一方で、ダリンプル医師の娘シャーロット(マギー・ギレンホール)は“マッサージ療法”に対して嫌悪感を抱いており、非難する。ある日、“マッサージ療法”をしすぎたためにグランヴィルの利き手が動かなくなり、彼は診療所を解雇されてしまう……。