アフタースクール 2008-05-24

監督: 内田けんじ
脚本:内田けんじ
公開:2008-05-24/製作:2008年    old
日本
 

解説


長編デビュー作『運命じゃない人』がカンヌ国際映画祭4部門を受賞したほか、多数の映画賞に輝いている内田けんじ監督による新感覚エンターテインメント。30代になった、かつての同級生たちが織り成す“大人の放課後”を、細部まで練り込まれた脚本と巧みな構成で描く。映画やテレビ、演劇と各界から注目を集めている大泉洋が主演を務め、佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子など実力派キャストが共演。予測不可能な展開で観る者を翻弄(ほんろう)する内田監督の手腕が光る。

あらすじ

母校で働く中学教師・神野(大泉洋)は、夏休み中も部活動のために出勤していた。そんな彼のもとに、同級生だったという探偵(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。探偵は島崎と名乗るが、神野はほとんど覚えていない。探偵は、やはり同級生の木村(堺雅人)を捜していた。神野と木村は中学時代からの親友で、今朝も産気づいた木村の妻(常盤貴子)を、仕事で忙しく昨夜から全くつかまらない木村の代わりに病院へ連れて行ったばかりであった。神野がそう探偵に告げると、今朝撮ったという1枚の写真を渡される。そこには若い女(田畑智子)と親しげにしている木村が写っていた。ショックを受けている神野に、探偵は木村捜しを手伝ってほしいと頼む。まず、神野は顔が知られている探偵の代わりに、木村の件を探偵に依頼してきた男を尾行する。その男は、木村が勤める梶山商事の上層部の人間で、その背後には社長(北見敏之)の存在があることが明らかになる。また彼らは探偵もよく知るヤクザの片岡(伊武雅刀)と繋がっていた。一流企業で働き、人のいい木村を信じる神野であったが、探偵は鼻で笑う。さらに捜索を続けていると、片岡が自身の経営する高級クラブで働いていた女・あゆみの行方を捜しているという情報が入り、そのクラブは梶山商事の人間が頻繁に利用していたことがわかる。そしてそのクラブに勤めていたという女を訪ねたところ、あゆみが消えた日に木村が店に来ていたとの情報を得る。探偵は、ヤクザの女に手を出した木村が、女房子どもを捨てて、女と一緒に逃げたのだと言う。しかしそれでも神野は、彼はそんな奴ではないと探偵の考えを一蹴する。探偵は神野に、本当に友達の全てを知っているのかと問うが、木村の隠された側面を知ってしまった神野は、何も言い返すことができず、自宅に戻ることに。しかし、事件はここから、想像だにつかぬ展開が待ち受けていた……。

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