ニューヨーク 最後の日々
解説
ニューヨークで生きるパブリシストの男の24時間を描いた都会派ヒューマン・ドラマ。監督はTVシリーズ『Sex and the City』のダン・アルグラント。製作総指揮はロバート・レッドフォードほか。撮影は「マルホランド・ドライブ」のピーター・デミング。音楽は「ポワゾン」のテレンス・ブランチャード。出演は「インソムニア」のアル・パチーノ、「8 Mile」のキム・ベイシンガー、「ワン・モア・タイム」のライアン・オニール、「ジュラシック・パーク・」のティア・レオーニ、「アイ・アム・サム」のリチャード・シフ、「スパイダーマン」のビル・ナン、「トゥー・ウィークス・ノーティス」のロバート・クライン、「ストーリーテリング」のマーク・ウェバーほか。
あらすじ
パブリシストとして成功をおさめたイーライ・ウーマン(アル・パチーノ)は、華やかな生活の陰で消耗しきっていた。彼の唯一の慰めは、亡き弟の未亡人ヴィクトリア(キム・ベイシンガー)。彼女と共に故郷のヴァージニアで暮らすことがイーライの希望だったが、その前に、彼は自分のプライドのため、刑務所に収容されたナイジェリア難民の救済を訴えるイベントを成功させねばならなかった。その大切な日の前夜、顧客の大スター、ケアリー・ローナー(ライアン・オニール)から、暴行事件を起こして逮捕された愛人の女優ジリー・ホッパー(ティア・レオーニ)を釈放させてほしいという電話が。イーライは、ケアリーがイベントに出席することを交換条件に引き受けるが、ジリーはホテルで、イーライが眠っている間に殺害されてしまった。イーライはその現場にいたことで警告を受けるが、そんな中、いよいよイベントが始まる。ケアリーをはじめ、黒人指導者のブラント牧師(ビル・ナン)や大富豪のエリオット・シャランスキー(リチャード・シフ)らが出席したため、結果は大成功。満足したイーライは、ヴィクトリアと共に暮らす決意を固めるが、彼女と別れたあとで刺殺されてしまうのだった。