泣きたいときのクスリ 2009-01-10

公開:2009-01-10/製作:2008年    old
 

解説

2007年に放送された同名のラジオドラマを映画化した、ハートウォーミングな群像劇。人前で泣いている大人の男を見た5人の男女が、泣くことをテーマにそれぞれのストーリーを繰り広げる。主演は『旅立ち~足寄より~』で歌手の松山千春を演じた大東俊介。劇団「東京サンシャインボーイズ」で三谷幸喜の演出補を務め、演劇やテレビドラマの演出で活躍する福島三郎が初メガホンを取る。切ないシーンとコミカルな要素を散りばめ、さわやかな余韻を残す。

あらすじ

ある日の夕方。“泣き薬師駅”に向かう電車の中で人目もはばからず号泣しているおじさん(中村まこと)がいた。それを見つめる5人の乗客。恥じらいもなく人前で泣くことに違和感を感じていた彼らにも、泣きたくなるような事件がそれぞれに迫っているのだった……。泣き薬師駅に降り立った龍一(大東俊介)は、人生初の挫折をなかなか乗り越えられずにいた。彼は妹を亡くし、そのことを受け入れることができず現実から逃げる毎日を過ごしていたのだ……。アパレル業界で働くOLの桜木エリカ(戸田菜穂)は、仕事のやりがいを失い、疲れ切っている。バリバリ働いていたはずが、今では周りからお荷物扱い。唯一の友達は飼っている犬だけだった……。泣き薬師駅の30歳の新人駅員、竹野(袴田吉彦)は、アナウンスでついかんでしまう……。学校帰りの女子高校生、綾(佐津川愛美)は、電車の中で泣いていたおじさんの娘。母親の再婚相手であるそのおじさんの実の娘、麻里子(北浦愛)は綾の親友だった……。仕事帰りの独身サラリーマン、洋介(遠藤憲一)は、父親の教えを守ってもう40年近く泣かないで生きてきた……。電車の中の出来事をきっかけに、5人は自分たちにとって“泣く”ということについて考え、現在の自分、そして人生を見つめ直していく……。

Add files...   
画像をこちらに
 
movieimg/2009/2/2809

◀︎ Back