哀憑歌 ~CHI-MANAKO~ 2008-03-22 THE BLOODSHOT

監督: 金丸雄一
脚本:金丸雄一,谷口純一郎
公開:2008-03-22/製作:2008年    old
日本
 

解説

愛すべき動物たちが人間に恨みを抱いていたら……という発想で、現代社会のゆがみが産んだ「負の寓話」を描くアニマル・パニック・ホラー『哀憑歌』シリーズ3部作の第1弾。路上で拾ったウサギの怨念に襲われる物欲まみれのホステスを、ホラー初挑戦の田畑智子が熱演する。監督は、新藤兼人や三池崇史らの助監督を務め、本作が長編初監督作となる金丸雄一。シリーズ各話のストーリーとキャストが互いに交錯していく展開も見どころ。

あらすじ

売れっ子ホステス・八重樫美咲(田畑智子)は、毎夜アフターで常連客の相手をし、帰りはいつも夜明け前だった。水商売の世界でちやほやされている美咲にとって、男は金やモノを貢いでくれるだけの存在だった。「貰いモン」人生を標榜する彼女は、最高級品以外のプレゼントには目もくれず、ゴミ箱に捨ててしまうこともある。その一方で、美咲には「拾いモン」人生の側面もあった。美咲は、いつか売れることを夢見るストリート・ミュージシャンの健哉(出合正幸)と同棲している。彼女はいつも健哉に当たってしまうが、唯一本音をさらけ出せる存在でもあった。また、美咲にとって、バスタイムがくつろぎの場であった。そのため、最高級のシャンプーや石鹸を探し求めるのが一番の趣味。日課のようにそれを買い求めては、文字通り泡のように消費していった。ある夜のアフターの後、美咲は常連客の神崎(永倉大輔)に送ってもらっていた。しかし神崎の執拗なアプローチを断り、途中であるにもかかわらず車を降りる。自宅までの暗い夜道を歩いて帰る美咲は、1匹のウサギと出くわす。「貰いモンと拾いモン」という自分の生き方に重ね合わせ、美咲はウサギに興味を持つ。しかしそれが、美咲を思わぬ方向に導いていく……。

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