男はソレを我慢できない 2006-07-29
監督:
信藤三雄
脚本:大宮エリー
公開:2006-07-29/製作:2006年
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解説
若者カルチャーの拠点である下北沢を舞台に、同地の再開発を阻止するために立ち上がるシモキタを愛するダメ男たちの奮闘をコミカルに描いた人情ドラマ。大物ミュージシャンのプロモーションビデオを数多く手がけた信藤三雄が長編初監督に挑み、『男はつらいよ』シリーズを彷彿(ほうふつ)とさせるハートフルな下町物語を作り上げた。名優・竹中直人がハイ・テンションな主人公を怪演するほか、鈴木京香、小池栄子ら個性豊かな俳優からミュージシャンまで多彩なキャストによる競演も楽しい。
あらすじ
全国をドサまわりしていたというDJタイガー(竹中直人)が放浪の末、下北沢の実家に帰ってきた。こうして、DJタイガーのこれといってすることもないその日暮らしの生活が始まった。女に惚れっぽいDJタイガーは、幼なじみのマドンナ、さつきちゃん(鈴木京香)が離婚して下北沢に戻り、和風喫茶「大山茶苑」を切り盛りしていることを知って、彼女の店に入り浸る。そんなある日、下北沢に巨大ソープランドが建設されるという大問題が発生。さつきに「下北沢を守ってください!」と懇願されたDJタイガーは「このDJタイガー、シモキタを悪の手から救ってみせます!」と宣言する。しかしDJタイガーは「ソープランド建設説明会」なるものに出向き、まんまと“体験入浴会”にはまり込み骨抜き状態に。その舞台裏では、ソープランド建設を推進する社長・金閣寺大造(斉木しげる)が、ソープ嬢をはべらせながら息巻いていた。「本当に人間の男というものはバカですなあ。男の精力を吸い取ることで、我々天狗の神通力が巨大になるとも知らずに…!」下北沢を根城にして天狗の巨大な陰謀が蠢いていたのである。果たしてDJタイガーの運命は? シモキタの街はどうなる?