日本の悲劇 2013-08-31

監督: 小林政広
脚本:小林政広
公開:2013-08-31/製作:2013年    old
日本
 

解説

『バッシング』などの小林政広監督が、余命3か月の父親とその父の年金を頼りに生活するうつ病の息子の悲劇を描く社会派ドラマ。ガンと診断され封鎖した自室にこもった父の息子への思い、何もできずに過ぎ行く日を暮らす息子の様子をつづる。小林監督作『春との旅』にも主演した日本屈指の名優、仲代達矢が父親を熱演。息子役の北村一輝のほか、大森暁美と寺島しのぶが共演する。現代の問題点をえぐり出す小林監督の鋭い着眼点と物語、キャスト陣の渾身(こんしん)の演技に圧倒される。

あらすじ

大病を患い入院していた不二男(仲代達矢)が、息子の義男(北村一輝)に付き添われて自宅へ帰って来る。その日は、不二男の妻・良子(大森暁美)の命日だった。手術をしなければ不二男は残り三ヶ月の命だと医師から宣告され、義男は不二男に病院に戻るよう懇願するが、不二男は全く耳を貸さない。義男は突然職を失ったことでうつ病を患い、妻・とも子(寺島しのぶ)と子とも別れ、未だ生活を立て直せず、不二男の年金を頼りに暮らしていた。そんなある日、不二男は自室を封鎖し食事も水も摂ることをやめてしまう。父の狂気に混乱し、怒り、悲しみ、呆然とする義男。一方、不二男の脳裏には義男ととも子、そして孫を交えた平凡だが幸福感に満ち溢れた日々が浮かんでは消えていくのだった……。

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