地球に落ちて来た男 1999-01-16
公開:1999-01-16/製作:1976年
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解説
地球文明のなかで生きる異星人の愛と葛藤を描いたSF映画の名作の完全版(最初の日本公開版は119分)。正式な劇場公開は今回が初めてとなる。ウォルター・テヴィスの同名小説の映画化で、ポール・マイアーズバーグが脚本を担当。監督は「パフォーマンス」「赤い影」の映像派ニコラス・ローグ。撮影はアンソニー・リッチモンド。音楽はジョン・フィリップス。美術はブライアン・イートウェル。編集はグレアム・クリフォード。衣裳はメイ・ルース。主演は当時グラム・ロック界の貴公子として一世を風靡したロックアーティスト、デイヴィッド・ボウイ(「ツイン・ピークスローラ・パーマー最期の七日間」)。共演は「バッフィ バンパイア・キラー」のキャンディ・クラーク、「ヘラクレス」(声の出演)のリップ・トーンほか。2016年7月16日より再上映。
あらすじ
人間に似た姿の宇宙人が乗る宇宙船が、地球からはるか離れた惑星から飛来して、ニューメキシコ州の湖に不時着する。地球人と変わらない服装・容姿をしており、見た目では宇宙人とは分からない。彼は不時着後、近くの古物商に彼のイニシャル”T.J.N.”の刻印された指輪を売る。その際、身分証明としてトーマス・ジェローム・ニュートンと記載されたイギリスのパスポートを見せる。川辺に来たトミーは、コップに1杯川の水を汲み、乾きを潤すように飲み干す。身なりを整えたトミーは、特許に明るい弁護士オリバー・ファーンズワースを訪ね、9つの根本的な特許を元に複合企業体World Enterprises(W.E.社)を立ち上げ、彼を社長に据える。ほどなくしてトミーは巨万の富を得る。
