もういちど 2014-08-23
公開:2014-08-23/製作:2014年
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解説
「笑点」の出演でも知られる落語家の林家たい平が、企画と主演を務めた時代劇。江戸時代末期の深川を舞台に、落語の夢に破れて長屋に流れ着いた男が、そこに暮らす親子との触れ合いを通して前を向いていこうと決意する。メガホンを取るのは、人気アーティストのPVやライブ映像を手掛けてきた板屋宏幸。『もらとりあむタマ子』などの富田靖子、『南の島のフリムン』などのゴリが共演する。人情味あふれる物語に加え、深川江戸資料館内の施設を巧みに生かして再現された江戸時代の街並みも見どころ。
あらすじ
江戸時代末期。とある事情から噺家修行を諦めたたい平(林家たい平)は、絶望のうちに深川の長屋に流れ着く。そして、そこで出会った少年・貞吉(福崎那由他)にひょんなことから落語を教えることになる。奉公先の子供たちにイジメられ、しばらくの間、両親の元へ帰ってきていた貞吉は心を閉ざした様子だったが、ずっと憧れていた落語の稽古に没頭し、笑顔を取り戻していく。最初は仕方なく引き受けていたたい平も、何事にも素直に驚き、一生懸命な貞吉の様子に、心持ちが変化していく。いつの間にか親子のように笑い合うようになった2人は、長屋の個性豊かな連中に温かく包まれ、それぞれ本来の自分を取り戻そうとしていた。そんな中、貞吉の幼馴染で米屋のお菊が落語の稽古に協力しようして起こした行動が大事件を呼ぶ。貞吉の初めての落語会の行方は? そしてたい平は、家族を亡くした過去から立ち直れるのか?