劇場版カードキャプターさくら 1999-08-21
解説
香港を舞台に、カードキャプターの少女と謎の女魔導士との闘いを活写するジュブナイル・アニメーション。監督は『人魚の傷』の浅香守生。脚本は、創作集団・CLAMPによる原作を基に、同団のメンバーでもあり本作のテレビ・シリーズも手がけている大川七瀬が執筆。撮影を「劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕」の白井久男が担当している。声の出演に「MAZE☆爆熱時空 天変脅威の大巨人」の丹下桜。同時上映「CLOVER」。原作連載開始20周年を迎え、2017年1月21日より全国9劇場にてリバイバル公開(配給:ワーナー・ブラザース映画)。劇場公開25周年を記念して、2024年8月9日(金)より「劇場版カードキャプターさくら」と「CLOVER」を再上映する。
あらすじ
魔力を秘めたクロウカードを集め封印するカードキャプターである小学4年生のさくらは、ある日、歳末セールのくじ引きで香港旅行を引き当てた。早速、冬休みを利用して兄の桃矢、親友の知世、憧れの人・雪兎、そして"封印の獣"ケルベロスことケロと一緒に香港へ出かけるさくらであったが、そこで彼女を待っていたのは夢で見た女魔導士だった。クロウカードの作者である魔術師、クロウ・リードを呼び出すつもりだった魔導士。あてが外れた彼女は、魔術を使い雪兎たちを虜にしてしまう。辛くもその魔術から逃げ延びたさくらは、かつて彼女がクロウと人気を二分した水占い師であったことをケロから聞き出す。どうやら、魔導士は顧客を奪ったクロウを今でも怨みに思って、その遺品であるクロウカードを集めているさくらを彼と勘違いして香港に導き襲ったらしいのだ。さくらは雪兎たちを助けるべく、魔導士の潜む古井戸へ潜入。未だクロウが死んだことを知らない彼女に説得を繰り返すうち、本当は彼女がクロウを愛していたことに気づく。そんな魔導士の気持ちを鎮めてやるさくら。そうすることで雪兎たちを助けることに成功した彼女は、残りの香港旅行をエンジョイするのであった。