世界の狂気や悪意とは隔絶されたような北関東郊外の小さな町。水原勇介(今村樂)は市内の屋内温水プールで監視員として働いている。家族も友人も恋人もいない水原の生活は、単調に繰り返される日々がどこまでも続く孤独なものだ。ある日、水原は流行り病で欠員が出た隣町のプールへ、嫌われ者の同僚・白崎浩二(渡辺紘文)と共に応援として出勤することになるのだが…。