あらすじ
イゴール夫妻(エレナ・リャドフ、ウラジーミル・ウドヴィチェンコフ)の最愛の一人息子が行方不明になってしまう。数年を経ても悲しみから立ち直れない夫妻は、友人に養子縁組を勧められ、孤児院へ向かう。そこで、いじめに遭っていた少年が気になった妻は、連れて帰ろうと夫に懇願する。3人の新生活が始まり、少年は不明の息子の名前“ヴァーニャ”と呼ばれ、母に溺愛されて育つ。月日が流れ、“ヴァーニャ”はますます本物の息子に似てくる。そのことにイゴールは違和感を覚える。そんなある日、妻に新たな命が宿る。夫妻は抱き合って喜ぶが、その日から“ヴァーニャ”の母を見る目が変わっていく……。