1990年代、アルジェリア。大学生のネジュマ(リナ・クードリ)は世界中の女性の服を作るデザイナーになることを夢見ており、ナイトクラブに繰り出しては仲間たちからドレスの注文を受けていた。しかしイスラム原理主義が台頭し、首都アルジェではテロが頻発。女性のヒジャブ着用を強制するポスターが至る所に貼られ、外国語教育が弾圧されるなど、横暴が加速していった。そんな強制に屈しまいとするネジュマは、ある悲劇をきっかけに、自分たちの自由と未来のために命がけでファッションショーを行うことを決意する。