海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ 2006-05-27
監督:
太田隆文
脚本:太田隆文
公開:2006-05-27/製作:2006年
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解説
交通事故で死んだ3人のクラスメイトの幽霊と、孤独な女子高生の友情をファンタジックにつづった青春ストーリー。本作で監督デビューを飾った太田隆文が脚本も書き下ろし、少女たちが過ごした48時間の奇跡をみずみずしく描き出した。幽霊が見える少女役の佐津川愛美をはじめ、谷村美月、芳賀優里亜、東亜優の 4人が個性豊かな女子高生を好演。和歌山県田辺市の風光明媚な自然や街並みも郷愁を誘う。
あらすじ
夕陽が美しい和歌山県田辺市。自動車事故によりクラスの3人の友達を亡くした17歳の女子高生・夏美(佐津川愛美)は、教室でいじめられるタイプの女の子であった。同じクラスでありがながらけっして仲がいいと言えない夏美、マキ(谷村美月)、理沙(芳賀優里亜)、美香(東亜優)の4人。しかし、その4人に奇跡が起きた。夏美を除く事故で命を落とした3人が、幽霊になってこの世に舞い戻ってきた。ただし、タイムリミットは48時間。彼女らは、現世に戻ってきて生きている間にできなかった夢を叶えようとする。ただ、その3人を見ることができて会話もできるのは、夏美ただひとりだった。反発しあいながらも、好きな食べ物・景色・人のことを話し合い、思い出を語りあう4人であった。夏美の協力で、最後の思い出を作ろうとする美香・理沙・マキの3人。そんな楽しくも儚いひとときだったが、彼女たちの前に、死の世界に再び連れ戻す死神が現れる。仲のよくない4人が、幽霊の存在を信じない大人たちや死神と戦いながら友情を築き始める。夏の眩しい日差しの中で奇跡が起きる。友情を初めて知ることができた4人の一生の思い出は、まるで奇跡のようだった。