あらすじ
東日本大震災から10年。岩手のテレビ局が自ら記録し続けた取材映像をもとに映画をつくりました。 どこよりも早く始め、避難者の声を連日放送し続けたビデオレター。「地域の足であり続ける」と、震災5日目に走り始めた三陸鉄道。近所の人々が身を寄せ合い、急ごしらえの避難所となった旅館の覚悟。行方不明の夫に手紙を書き続けた妻は、ようやく役所に届けを出しました。あのとき授かったふたつの新しい命は、自転車の練習ができるようになりました。あの日、同級生たちと高台に逃げた中学生は、三陸鉄道の運転士さんになりました。それぞれの10年、わたしたちの10年。ふたたびのビデオレターを、いま、あなたに届けます。