ブルックリン 2016-07-01 Brooklyn
解説
コルム・トビーンの同名小説をシアーシャ・ローナン主演で映画化。1950年代。アイルランドの家族と離れ、ニューヨークで暮らし始めるエイリシュ。新生活に戸惑いながらも、イタリア系移民トニーとの恋をきっかけに彼女の人生は大きく変わっていく。共演は「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のドーナル・グリーソン、『ゲット!マイライフ』のエモリー・コーエン、「パディントン」のジム・ブロードベント、ジュリー・ウォルターズ。監督は「BOY A」のジョン・クローリー。脚本を「17歳の肖像」「わたしに会うまでの1600キロ」のニック・ホーンビィが担当する。第88回(2015年)アカデミー賞作品賞、主演女優賞、脚色賞ノミネート。
あらすじ
1950年代。アイルランドの小さな町に住むエイリシュ(シアーシャ・ローナン)は、美人でキャリアウーマンの姉とは対照的に大人しく目立たない存在だった。しかし彼女の将来を案じた姉の勧めでエイリシュはニューヨークへ渡米することを決める。だがそこは生まれ育った小さな町とはあまりに違う生活。ブルックリンの高級デパートでの仕事には慣れず、下宿先の同郷の女性たちは既に洗練されて会話もままならない。激しいホームシックに陥り、アイルランドから届く姉の手紙を読み返し涙に暮れるエイリシュの様子を見かねて、同郷の神父(ジム・ブロードベント)はブルックリン大学の会計士コースを受講するよう勧める。やがて学ぶ喜びを知り、少しずつ前向きになっていくエイリシュ。そんな中、あるパーティーでイタリア系移民のトニー(エモリー・コーエン)と出会った彼女は、毎週大学に迎えに来る彼の誠実さに少しずつ心を開いていく。最新の水着に身を包み、コニーアイランドでトニーと過ごすエイリシュは、いまや洗練されたニューヨーカーになっていた。ところがある日、故郷から突然の悲報が届き、エイリシュはアイルランドへ帰郷する。そんな彼女を待ち受けていたのは、トニーとは正反対のジム(ドーナル・グリーソン)との再会、そしてもう一つの幸せな人生であった……。