ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 2006-03-04 The Chronicles of Narnia: The Lion, the Witch and the Wardrobe
解説
4人兄妹が神秘の王国へ冒険の旅に出る壮大なファンタジーの第1章。監督・製作総指揮・共同脚本は「シュレック」シリーズのアンドリュー・アダムソン。原作はC・S・ルイスのベストセラー小説。撮影は「N.Y.式ハッピー・セラピー」のドナルド・M・マカルパイン。音楽は「シュレック」「ドミノ」のハリー・グレッグソン=ウィリアムズ。衣裳は「シュレック」シリーズ、「ダンシング・ハバナ」のアイシス・マッセンデン。視覚効果は「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」のディーン・ライト。特殊メイクは「シン・シティ」のハワード・バーガー。出演はこれが映画デビューのジョージー・ヘンリー、スキャンダー・ケインズ、「ジェファソン・イン・パリ/若き大統領の恋」のウィリアム・モーズリー、「真珠の耳飾りの少女」のアナ・ポップルウェル、「コンスタンティン」のティルダ・スウィントン、「ウィンブルドン」のジェームズ・マカヴォイ、「ヴェラ・ドレイク」のジム・ブロードベント、「トロイ」のジェームズ・コスモほか。声の出演は「愛についてのキンゼイ・レポート」などの俳優リーアム・ニーソン。2006年アカデミー賞メイクアップ賞など受賞。
あらすじ
第二次世界大戦下のイギリス。ペヴェンシー家の4人の兄妹、ピーター(ウィリアム・モーズリー)、スーザン(アナ・ポップルウェル)、エドマンド(スキャンダー・ケインズ)、ルーシー(ジョージー・ヘンリー)は、戦火を逃れて田舎の屋敷へと疎開する。末っ子のルーシーは、広大な屋敷の中で空き部屋に迷いこむ。そこの衣裳だんすの扉を開けると、雪に覆われた神秘の王国ナルニアへと通じていた。偉大なる王アスラン(声=リーアム・ニーソン)が作ったこの国は、美しく冷酷な白い魔女(ティルダ・スウィントン)に征服され、今や永遠の冬の世界に閉ざされていた。ルーシーは半神半獣のタムナスさん(ジェームズ・マカヴォイ)と仲良くなり、やがて兄や姉を連れてナルニア国へ入り込む。そこでエドマンドが、心を魔女に支配されてしまった。まもなくペヴェンシー兄妹は、ナルニアの住人たちが待ち望んでいる救世主、予言にあるケア・パラベルの城の4つの王座の主が、自分たちのことであると知る。それを裏付けるように、長らく不在だった伝説の王アスランも帰還し、4人のために軍を整え待っているというのだ。ナルニア国の未来は4人兄妹に託されたが、エドマンドが魔女に捕われてしまう。アスランはなんとか彼を救出。だがアスランは、エドマンドの身代わりに処刑される約束を魔女と交わしたのだ。まもなく絶命するアスラン。ペヴェンシー兄妹は悲しみを胸にナルニア軍を率いて、魔女の軍勢と激突する。その戦闘中、なんとアスランが息を吹き返した。そして彼が魔女を倒して戦闘は終了する。そのあと戴冠式が執り行われ、4人兄妹はそれぞれ4つの王座に任命された。かくして冒険を終えた4人は衣裳だんすを通って、元の世界へ戻るのだった。

