リトル・ヴォイス 1999-09-11

公開:1999-09-11/製作:1998年    old
イギリス
 

解説

 大ヒットミュージカルを『ブラス!』のマーク・ハーマン監督が映画化。素晴らしい歌声を持ちながら、殻に閉じこもって話も出来ない娘。優しい愛と音楽に支えられ、彼女がやがて翼を広げてゆくまでをファンタジックな趣向で描いたヒューマン・ドラマ。大好きだった父の死後、彼の遺したレコードだけに安らぎを見出しているLV。いつしか彼女は、その歌手の歌声そのままに歌えるという才能を身につけていた…。

あらすじ

父の死後、誰とも口を利かなくなった少女エルヴィ(ジェイン・ホロックス)。本名はローラなのに、母親マリー(ブレンダ・ブレシン)は無口なのをバカにして彼女をリトル・ヴォイス=LVと呼んでいた。そんなエルヴィの唯一の楽しみは、形見のレコードに合わせてスタンダードナンバーを口ずさむこと。そしていつしか彼女はレコードそっくりに歌える才能を身につけていた。たまたま彼女の母親マリーのもとを訪れていたブロモーター、レイ・セイ(マイケル・ケイン)がエルヴィの歌声を耳にし、ステージに立つことを持ちかける。気乗りしないエルヴィだが、レイ・セイとマリーの強い勧めから、一度だけの約束で舞台に立つことになった。そんなエルヴィに心を寄せる青年がいた。電話工事で彼女の家を訪れたビリー(ユアン・マクレガー)だ。レース鳩の飼育が趣味の彼もまた内気だが、互いに好意を感じていた。そしてステージは拍手喝采。エルヴィの才能にビジネスチャンスを見出したレイ・セイとマリーは、再びステージに立つよう強要する。エルヴィは拒み、自室に閉じこもる。その晩、エルヴィの家が火事になってしまう。部屋にとり取り残されたエルヴィを救助したのはビリーだった。翌朝胸の内すべてをマリーにぶつけたエルヴィは、鳩小屋でビリーと飛び立つハトを見守るのだった。

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