大阪極道戦争 しのいだれ 1994-06-13

公開:1994-06-13/製作:1994年    old
日本
 

解説

 元山口組顧問弁護士・山之内幸夫の小説『しのいだれ』を映画化。暴力団新法やバブル崩壊後の、大阪で極道として生きる男たちの生き様を描いた人間ドラマ。大阪・天王寺を根城とする吉留組の2代目・吉川一平。バブル崩壊や暴対法後のしのぎに苦難していたが、先代からのつきあいで彼を慕うマルサン不動産若社長・島本忠男と再会、ホテル建設のための地上げを請け負い軌道に乗り始める。そんな時、一平は刑務所帰りの女・井上多麻子と知り合う。彼女を囲う一平だが、忠男も彼女に一目惚れしており、一平との関係を伝えないまま多麻子は忠男のもとへ去った。一方、一平と忠男の仕事は円滑に進んでいたが、毒島組組長・毒島伝次が巧妙に忠男を取込み、多くの負債を抱えさせた挙げ句、マルサン不動産を倒産に追いこんでしまう。

あらすじ

大阪天王寺を拠点とする吉留組2代目・吉川一平はバブル崩壊、暴対法後のしのぎに青息吐息だったが、父の代から世話になり彼を「兄ちゃん」と慕うマルサン不動産の若社長・島本忠男と再会、ホテル建設のための地上げを請け負うことで目が出てくる。同じ頃、賭場で知り合ったムショ帰りの井上多麻子を一平は囲うが、忠男も彼女に一目ぼれし、一平との関係は知らせないまま多麻子は和男のもとに。一平と忠男の仕事は順調に進むが、大やくざ組織の五木組系毒島組組長・毒島伝次が言葉巧みに忠男に取り組み、多くの負債をかかえさせ、地上げも不首尾に終わらせて、マルサン不動産を倒産に追い込む。窮地に追い込まれた忠男はさらに多麻子と一平の関係に気づき、ショックのあまりマンションのベランダから発作的に飛び降りてしまった。何とか命を取り留め、しかも全ては自分の責任だと苦笑する忠男に対して、彼を守ることも出来ず、毒島にも裏切られた一平は組を解散し、単身毒島組に乗り込んでいった。自分の命と引き換えにケリをつけるために。

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