幸せへのまわり道 2020-08-28
解説
トム・ハンクスが、アメリカで1968年から2001年にわたって放送された長寿子ども向け番組の司会者フレッド・ロジャースに扮し、アカデミー助演男優賞にノミネートされたヒューマンドラマ。雑誌「エスクァイア」に掲載された新聞記者ロイド・ボーゲルによる記事の映画化で、ボーゲル役を「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」でもハンクスと共演したマシュー・リスが演じた。雑誌記者として華々しいキャリアを築いてきたロイド・ボーゲルは、姉の結婚式に招待され、そこで長らく絶縁していた父ジェリーと再会する。家庭を顧みず自分たち姉弟を捨てた父を、ロイドはいまだ許せずにいた。数日後、仕事で子ども向け番組の司会者として人気のフレッド・ロジャースを取材することになったロイド。フレッドは、会って間もないロイドが抱えている家族の問題や心のわだかまりを見抜き、ロイドもそんなフレッドの不思議な人柄にひかれていく。やがて2人は公私ともに交流を深めていくが……。監督は「ある女流作家の罪と罰」「ミニー・ゲッツの秘密」のマリエル・ヘラー。
あらすじ
雑誌記者として華々しいキャリアを積んできたロイド・ヴォ―ゲル(マシュー・リス)は、愛する妻、そして生まれたばかりの子どもと一緒に暮らしていた。そんなある日、姉の結婚式に招待されたロイドは、絶縁していた父・ジェリー(クリス・クーパー)との再会を果たす。ロイドは、家庭を顧みず自分たち姉弟を捨てた父を許せず、些細なことで手を上げてしまうなど、心の内にわだかまりを抱えていた。その数日後、編集部の依頼を受け、子ども向け番組の人気司会者フレッド・ロジャース(トム・ハンクス)に関する記事を書くことになったロイドは、彼の仕事場を訪ねる。ひと目でロイドが抱える家族の問題や心の葛藤を感じとるフレッド。そして、ロイドもフレッドの不思議な人柄に惹かれていく。やがて2人は、取材という名目を越え、公私に渡って交流を深めていく……。