鈍獣 2009-05-16

監督: 細野ひで晃
脚本:宮藤官九郎
公開:2009-05-16/製作:2009年    old
日本
 

解説

宮藤官九郎が演劇界の芥川賞、岸田國士戯曲賞を受賞した芝居を自ら映画用に書き下ろした、ファンタジック・ミステリー。失踪(しっそう)中のある小説家と、彼を取り巻く超個性的な面々の衝撃の関係を独特の世界観で描く。これまでにない明るさで不死身の主人公を演じるのは、『モンゴル』の浅野忠信。共演者も北村一輝や真木よう子、ユースケ・サンタマリアら人気と実力を備えた役者が集まった。あまりにも鈍感な男が招く数々の悲劇と喜劇に大興奮!

あらすじ

なぜかすべてが相撲を中心に回っている田舎町ときわ。失踪した作家、凸川隆二(浅野忠信)を追って、彼の出身地であるこの町にやってきた週刊大亜の編集者、静(真木よう子)。連載小説“鈍獣”が明多川賞にノミネートされた凸川の行方が、数ヶ月前からわからなくなっていたのだ。ホストクラブ“スーパーヘビー”に向かった静は、そこで経営者兼唯一のホスト江田(北村一輝)、江田の腰巾着でダメ警官の岡本(ユースケ・サンタマリア)、江田の愛人でクラブのママ順子(南野陽子)、ぶりっ子ホステスのノラ(佐津川愛美)と出会う。彼らの口から出てきたのは衝撃の事実。ことの起こりは1年前。小中学校の同級生だった江田と岡本を訪ねて、凸やんこと凸川が25年ぶりに故郷に帰ってきた。だが、なぜか凸やんは昔のことをさっぱり覚えていなかった。その日、偶然にも岡本が週刊誌に凸やんの小説が連載されているのを発見。だが、その小説では、江田と岡本が最も思い出したくない過去がネタにされていた。それを知られてしまっては、町での立場がなくなる江田は、順子、岡本を巻き込んで凸やん殺しを計画。強力な殺鼠剤を混ぜた水割りを凸やんに飲ませる。だが、凸やんは死なない。それから連日、トリカブトの毒や自動車事故など、あの手この手で凸やん殺しはエスカレート。だが、殺しても殺しても、鈍い凸やんは全く気付かない。それどころか、却って元気になってニコニコと現れる。なぜ凸やんは死なないのか?一体何者なのか?そして、憔悴しきった江田たちが見たものとは……?

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