バトル・ロワイアル II~鎮魂歌(レクイエム)~ 2003-07-05
解説
新法の下、戦うことを余儀なくされた子供たちの苦悩を描いた青春アクションの続編。監督は、本作撮影中に他界した「バトル・ロワイアル 特別篇」の深作欣二と、後を引き継ぎ監督デビューした深作健太。脚本は、深作健太と「記憶の音楽 Gb」の木田紀生の共同。撮影を「卒業」の藤澤順一が担当している。出演は、藤原竜也、前田愛、忍成修吾、竹内力ら。後に20分の未公開シーンを加えた再編集版「バトル・ロワイアルII【特別篇】REVENGE」が製作され、2005年にDVDで発表されている。
あらすじ
七原秋也と中川典子がBR<バトル・ロワイアル>を生き抜いて3年、新たに施行された新世紀テロ対策特別法“BR II”の下、全国から問題児ばかりを集めた鹿之砦中学校3年B組の生徒、教師キタノの娘・シオリを含む24人がゲームに参加することになった。今回のルールは、「1.国際指名手配中の反BR法テロ組織“ワイルド・セブン”のリーダーで、全ての大人に宣戦布告した七原を殺せば勝ち」「2.制限時間は三日間」「3.ペアタッグマッチ」の3つ。果たして、七原たちワイルド・セブンの立て籠もる孤島に送られた生徒たちは様々な武器を手に戦闘を開始し、シオリや拓馬を始めとする数名がアジトへと辿り着く。だがそこで、七原の、自由と平和を奪った大人たちへの戦いの意義を知った彼らはワイルド・セブンと手を組み、BR実行委員会に反撃の狼煙を上げることに。ところが、この事態に世界の警察を自負する“あの国”が激怒。慌てた政府は、ワイルド・セブンに総攻撃を仕掛ける。そして、壮絶な銃撃戦が展開され、ゲームは勝負のつかないまま終了された。三ヶ月後、春。中東のある国へ逃げ延びた3年B組の生き残りと彼の地に潜伏していた中川典子は、生死不明に再会する。だがそれも束の間、彼らはまたそれぞれの戦いへと旅立っていくのであった…。