HUNGER/ハンガー

公開: 2008年/製作:2008年    old
アイルランド,イギリス
 

解説

『SHAME -シェイム-』『それでも夜は明ける』の監督スティーヴ・マックィーンと、マイケル・ファスベンダーがタッグを組んだ人間ドラマ。1981年、収監されたアイルランド共和軍(IRA)のメンバーが信念を貫くためにハンガーストライキを実行した、北アイルランド紛争の実話に基づいて映画化。共演は、『麦の穂をゆらす風』などのリーアム・カニンガム、『ダブリンの時計職人』などのスチュアート・グレアム。体を張ったマイケルの役づくり、初の長編映画監督作となったマックィーン監督による映像美も見どころ。

あらすじ

1981年。当時のイギリス首相マーガレット・サッチャーは、1977年に制定された北アイルランド紛争関連の囚人たちから政治犯の権利を剥奪する方針を支持すると表明し、IRA暫定派などとの対決姿勢を鮮明にする。これを受けて北アイルランドのメイズ刑務所Hブロックに収容されている約500名の囚人たちは、かねてから行っていたブランケット・プロテスト(衣服の洗浄を拒否して全裸に不潔な毛布をかぶる抗議活動)をエスカレートさせてダーティー・プロテスト(監獄に垂れ流した糞尿と食物を壁や床になすりつける抗議活動)を繰り広げるが、壁一面になすりつけられた糞尿や囚人たちはあえて無表情を装う刑務官たちの高圧洗浄によって洗い流され、過激な抗議活動は実を結ばなかった。拳銃不法所持で逮捕・収監されている26歳のIRAメンバー、ボビー・サンズは、比較的囚人たちに同情的だったローハン看守長が外部の同志に暗殺されたことを知って、過激な抗議活動からの転換を決意、2か月にわたるハンガー・ストライキに突入する。

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