白夜 2009-09-19
公開:2009-09-19
old
解説
フランスを舞台に事情を抱えた男女が片田舎の橋の上で偶然に出会い、急速に惹(ひ)かれ合っていくラブロマンス。『愛の予感』で、ロカルノ映画祭で4冠に輝いた小林政広監督がメガホンを取り、出会って一日限りの男女の恋を演出。大人気グループ、EXILEのパフォーマーMAKIDAIが、眞木大輔として主演。俳優としての新境地を開拓して、ヒロインの吉瀬美智子との濃厚なキスシーンも披露。リヨンでのオールロケで紡がれた映像美も見逃せない。
あらすじ
前日までごく普通のOLだった相沢朋子(吉瀬美智子)は、親にも内緒で会社を辞め、フランス・リヨンにやってくる。当地に単身赴任している別れた恋人に、“橋の上で待っています。午後から、ずっと”と書いた手紙を送り、日本を飛び出してきたのだ。そして朋子は、リヨンの赤い橋の上で、午後12時からたたずんでいた。そこに、バックパッカーの木島立夫(眞木大輔)がやってくる。1年間、海外を放浪していて、明日発の日本行きのエアチケットと小銭しかもっていなかった立夫は、夜22時に出発するパリ行きの電車を待つ間、時間をつぶさなければならなかった。そこで、久しぶりに出会った日本人に懐かしさを覚え、朋子に声をかける。朋子の話を聞き、“その男は絶対に来ない”と言う立夫に、朋子は反発する。しかし、恋人に対する一方的な感情や、勢いだけでここまできてしまった自分のことを冷静に見つめ直し、立夫の考えを徐々に受け入れていく。そして、不器用ながらも自分のことを真剣に考えてくれる立夫の優しさに、次第に惹かれていく。