ホームレスが中学生 2008-10-25

公開:2008-10-25/製作:2008年    old
日本
 

解説

ホームレスが中学校に再入学し、年齢と格差の差を超えて周りに影響を与えていくプロセスを描いた青春コメディー。監督は『ガチバン』を手掛けた城定秀夫。実際にホームレス生活中の芸人、うつのみや八郎が、衝撃的な風ぼうで主人公を熱演。蛭子能収や阿藤快など個性的な俳優陣も、人間味あふれる脇役を好演している。同時期公開の『ホームレス中学生』のパロディーでありながらも、ホームレスと中学生双方の悲哀が切なく味わい深く描かれる。

あらすじ

一学期の終わり、3年D組に1人の転校生がやってきた。須崎勝(うつのみや八郎)という名の現役ホームレス。中学を卒業していなかった須崎は、数十年ぶりに義務教育を受けなおすことになったのだ。だが、異臭を放つ彼の風貌に周囲は白い目を向ける。そんな中、映画研究会の衣川翔太(石崎直)、若松美咲(望月美寿々)吉池健夫(椿直)は、須崎を利用した映画の製作を思いつく。ホームレスの生活ぶりを密着取材したドキュメンタリー映画にしようというのだ。こうして始まった3人と須崎の交流。ゴミ拾いをしたり、残飯をご馳走してもらうことを通じて、次第に須崎を見直してゆく。さらに翔太はこの作品の製作を通じて、映画監督になりたいという思いを強くする。だが、医師の道を継がせたいと願っていた父(阿藤快)がそれを知ったことから親子喧嘩になり、翔太は家出。美咲と健夫も翔太に付き合って一緒に家出してしまう。須崎のテントで共同生活することになった3人は、映画の完成に力を注ぐ。一方、家出騒動の原因が須崎にあると決め付けた親たちは、須崎を学校から追い出そうと画策。だが、翔太たちが計画した野外上映会で、二転三転の奇跡が起こる。

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