花かご道中 1961-01-21

公開:1961-01-21/製作:1961年    old
 

あらすじ

江戸は浅草、江戸屋弥次郎兵衛の一人娘お弥重と武蔵屋喜多八の一人娘お喜久の二人は病弱の父親たちに代って商用の旅に出た。娘弥次喜多東海道膝栗毛というわけだが、旅慣れぬ足は遅々として進まない。箱根山中にさしかかった二人は馬子の甘言につられ山賊の巣に連れ込まれた。呼べど叫べど人っ子一人通らぬ山奥。そこへ突然おどり出たのは、くりから紋々の三太郎なる若い男。無事二人を救い出したが、この三太郎、実は長州藩目付役桜井三四郎の人目を忍ぶ旅姿。倒幕に立ち上がった長州、島津両藩武士の連判状を京にいる主君毛利公に手渡す重責をになっていた。彼の後には幕府方の刺客団黒柄組が追い迫っている。三人は杣小屋で一夜を過した。と、そこへ飛び込んできたのが江戸飛脚屋金太と名のる威勢のいい兄ちゃん。その後から黒柄組が現われた。難を避けたお弥重、お喜久は金太の先導で山を下り、浜松の宿についた。翌日、娘弥次喜多は道中師のお新、お島に財布をすられ、賊の後を追って芝居小屋へ飛び込んだところ、やはり黒柄組の追跡を逃れて身をひそめる三四郎とめぐり会った。が、三四郎は黒柄組に発見される。お弥重が突さの機転で娘芸人になりすまし、三四郎を舞台に引き上げて即興芝居を演じて敵の目をくらましたものの、小田原の宿場で再び囲まれる。お弥重、お喜久、金太の三人は三四郎の働きで無事逃れ、お新、お島の二人のスリからも財布を取り返えすことができた。数日後、毛利公の御前にかしこまる四人。大事な連判状は金太の腹巻に収められていた。無事目的をはたした三四郎とお弥重には明るい未来が輝いていた。

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