ノルマル17歳。-わたしたちはADHD- 2024-04-05
解説
発達障害のひとつであるADHDを抱える2人の女子高生たちの物語。テストの日、目覚まし時計をかけ忘れて寝坊してしまった絃は、公園で茶髪の派手なメイクのギャル・朱里に声をかけられる。共にADHDであることを知った2人は、すぐに打ち解けて友達になるが……。主演の朱里と絃を演じるのは、オーディションで抜擢された新人、鈴木心緒と西川茉莉。共演はマルチタレントとして幅広く活躍する眞鍋かをり、アナウンサー・キャスターとして知られる福澤朗。2023年12月、愛媛県にて先行公開。
あらすじ
進学校に通う絃(いと)はまじめな子であったが、発達障害のひとつであるADHDと診断されており、ひどい物忘れで生活や学業に支障を来していた。\n重要なテストの日、絃は目覚まし時計をかけ忘れて寝坊してしまう。\nショックのあまり絃は登校せず、いつもは行かない道をさまよって見知らぬ公園に来てしまう。\nそこで突然、茶髪で派手なメイクのギャル女子高生・朱里(じゅり)に声をかけられる。\n「何してんの?」「あ…今日は寝坊して」\n「あたしなんかほとんど寝坊か欠席。学校行ったけど落ち着かなくて帰ってきた。あたし発達障害あってさ。ADHDっての。知ってる?」\nいきなりADHDだと言う朱里に驚く絃。\n朱里は強引に絃を街へと遊びに誘う。\n古い商店街や裏山が見渡せる公園、野良猫たち。 普段は家と学校の往復しかしない絃にとって、それは新鮮な世界であった。\n朱里と絃は友達となり、後日も遊びに行くが、絃の母に見つかってしまう。\n絃の母は朱里の派手な身なりに不快感を持ち、朱里との交際を禁止してしまう。\n一方で朱里は、自分の物忘れで姉との喧嘩が絶えず、両親からも厳しく言われて家庭内で孤立していた。\nやがて朱里は絃とのメッセージのやり取りもやめ、次第に部屋に引きこもっていく。\n朱里と絃との距離は次第に離れ、再び元の日常に戻りつつあったが…