夜の未亡人 1951-07-20

公開:1951-07-20/製作:1951年    old
日本
 

あらすじ

柳子は、夫豊一郎の死後かつて毒牙にかけられたことのある桑名コンツェルンの一会社の社長桑名研の後妻となり、研は追放令にかかって隠退後、脳溢血で半身不随となった。研には柳子と同じ年齢の息子新があったが、病床の研は柳子と新との間を嫉妬して不随の身で二階からころげ落ち狭心症を起して急死した。研の死後、柳子は銀座にバアを経営して新の画の勉強を助けていた。そのバアで新は似顔絵を描きながら画の苦学をしている仲西加音子を知って彼女を愛するようになったが、柳子は若い二人の愛情への嫉妬から、加音子をバアの常連で実業家の橋場に近づけ、加音子を橋場の術中に陥らしめた。新はそれを怒って柳子の家を出てしまい、柳子ははじめて自分の犯した失策に気がついた。柳子は若い二人を再び結びつけたいと願って、自らが橋場の犠牲になろうとする。バアテンダーの関は、無言のうちに柳子への限りない愛情を秘めていたが、柳子の決意を知って、ついに橋場を殺傷する。柳子は関の熱情に初めて男の誠実な愛を知り、ひかれて行く関をはげまし、彼の出獄を待つと誓うのだった。

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