簪(かんざし) 1941-08-26

公開:1941-08-26    old
 

解説

 井伏鱒二が週刊誌に発表した『四つの湯槽』を、清水宏が脚色・監督したユーモラスな一編。田中絹代と笠智衆が共演した作品としても知られている。「先生」を演じた斎藤達雄の演技も見どころ。
 下部温泉にある旅館。一階には団体客が泊まり、二階には気難しい片田江先生、納村青年、広安とその妻などが宿泊していた。先生は団体客がうるさいと怒り、さらに18人いる按摩を16人も団体客に取られてしまい、ますます怒り心頭。納村が風呂で簪を踏んで、足に大けがを負ってしまう。簪の持ち主である恵美が、納村を見舞うため宿にやってきた。納村は恵美に恋心を抱くが、恵美は東京での愛人生活から逃れるため、旅館に来ていたのだった。

あらすじ

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