マダムと女房 1931-08-01

監督: 五所平之助
公開:1931-08-01/製作:1931年    old
日本
 

解説

 北村小松の原作・脚本を五所平之助が監督したコメディで、日本初の本格的トーキー作品として知られる。トーキーを意識した、全編「音」が鳴りっぱなしの賑やかな作品。同時録音だったこともあり、撮影現場はありとあらゆる防音対策が取られたという。
 劇作家の芝野新作は、脚本を書くため静かな郊外の住宅地へ引っ越した。様々な邪魔が入り執筆が進まない上、隣の家から大音量のジャズが聞こえてきて仕事が手につかない。新作は隣家に怒鳴り込むが、その家のマダムにメロメロになってしまい、ジャズを口ずさみながら帰宅する始末。新作は順調に脚本を書き進めるのだが、妻は隣のマダムに嫉妬していた。

あらすじ

日本初の本格的トーキー映画である本作は、賑やかな音と音楽にあふれた作品。\r\n東京の郊外、ジャズ、劇作家という少し夢のあるあこがれのようなストーリー。\r\n日本映画初となる第一声は、田中絹代の“あなたぁ”だった。

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