アイダよ、何処へ? 2021-09-17
公開:2021-09-17/製作:2020年
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解説
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中の1995年、多数のイスラム教徒が虐殺された事件「スレブレニツァ・ジェノサイド」を題材にした社会派ドラマ。国連平和維持軍で通訳の仕事をする主人公が家族や同胞を危険から守ろうとする。メガホンを取ったのは『サラエボの花』『サラエボ,希望の街角』などのヤスミラ・ジュバニッチ。『バーバリアンズ セルビアの若きまなざし』などのヤスナ・ジュリチッチや『サラエヴォの銃声』などのイズディン・バイロヴィッチらが出演する。
あらすじ
1992年、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争が泥沼化するなか、東部ボスニアの町スレブレニツァは、国連によって攻撃してはならない町に指定されていた。だが、セルビア人勢力のスルプスカ共和国軍が、国連の警告を無視し侵攻を開始。1995年7月11日、セルビア人勢力の侵攻によって陥落したスレブレニツァの2万人以上にもおよぶ市民が、町の外れにあるポトチャリの国連施設に押し寄せた。女性、子供、高齢者、負傷者で密な状態となる中、国連の通訳として働いているアイダは、夫と2人の息子を探していた。そんな中、国連保護軍のフランケン少佐の通訳となったアイダは、ホール内の市民にスルプスカ軍の司令官との交渉役を募る呼びかけを行う。そしてアイダ含む国連と民間の代表陣で、敵軍への交渉へと挑む事になるのだが…。