ザ・イースト 2014-01-31
公開:2014-01-31/製作:2013年
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解説
『アナザー プラネット』『ランナウェイ/逃亡者』などで注目を浴びる女優、ブリット・マーリングが主演、製作、脚本を手掛けたサスペンス。自然破壊をもたらす企業を標的にする環境テロ集団への潜入捜査に挑む女性が、彼らの理念に共感しながらも犯行を食い止めようとする。メガホンを取るのは、新鋭ザル・バトマングリッジ。全編を貫く尋常ならざる緊張感や社会的テーマもさることながら、『JUNO/ジュノ』のエレン・ペイジやパトリシア・クラークソンら、実力派の共演も見ものだ。
あらすじ
テロ活動からクライアント企業を守る会社に採用された元FBIエージェントのジェーン(ブリット・マーリング)は、環境テロリスト集団“イースト”への潜入捜査を命じられる。環境汚染や健康被害をもたらす大企業に“目には目を”のスローガンのもと、過激な報復活動を行う集団“イースト”は、FBIにもマークされているがその実態は全くの謎であった。髪の色を変え、サラと名前を変えて身分を偽り、彼らのアジトに潜りこんだジェーンは、メンバーとして迎えられることに成功する。当初は彼らの過激な思想に強い反感を抱いていたサラだったが、金のためなら倫理を捨てる大企業の不正と被害者の悲劇的な実情を知るにつれ、彼らの理念に正当性を感じるようになっていく。と同時に、集団を率いるカリスマ的リーダーのベンジー(アレキサンダー・スカルスガルド)の魅力に、サラは次第に心を奪われていくのだった。真の正義とは、善悪とは何か。“イースト”の最後にして最大のテロ計画が進む中、葛藤するサラが下した決断とは……。